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マシンオペレーターのつぶやき
2006年に粉末造形機が導入されて早4年が過ぎました。その間、2台目が増設されて今まで以上に馴染み深いものになってきたのではないでしょうか?さて、今回はこれまで以上に粉末造形機に慣れ親しんでもらい、さらに各職場で活用していただけるようレポートを作成する運びとなりました。粉末造形機とはどんな機械か?当社の粉末造形は現在どの様な現状か?粉末造形の良い点、悪い点は?などを知ってもらい皆さんと一緒に盛り上げていけたらと考えております。
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長坂の粉末造形機とはこんなマシンだ

現在、設置されている粉末造形機はドイツのメーカーEOS(イオス)社のEOSINT(イオシント)-P700とP730と呼ばれるもので、粉末造形機のワークサイズとしては最大級のものと言われています。言い換えれば大きな製品でも切らずに一体で造ることができるという訳です。
そんな便利な機械だけのことはあって本体、周辺機器、材料、その他消耗品に至るまですべてが高額なんです。ちなみに消耗品のゴムパッキンを交換した際にウン万円って聞いた時はびっくりしました。
ペラペラのゴムなんですよ、高いですよね。

さて、ここではまず粉末造形機EOSINT-P700/P730の設備紹介をさせていただきます。

EOSINT-P700とP730ユニット
EOSINT-P700とP730ユニット
EOSINT本体(左)・専用のパソコン(中央)・材料供給装置(右)で造形物は造られます。
つまり粉末造形のメイン装置となります。
メーカー ドイツEOS社
名前 EOSINT-P700
EOSINT-P730
材質 PA2200 (ファインナイロン)
PA3200GF (グラス入りナイロン)
造形サイズ 700mm×380mm×580mm

造れるサイズはこの大きさとされていますが、良いものを造るためには多少の余裕が必要と思われますので、実際にはXYZで-50として
650mm×330mm×530mm
くらいと考えてください。

ブレイクアウト装置(右)とシーブ装置(左)
ブレイクアウト装置(右)とシーブ装置(左)
ブレイクアウト装置で粉の中から造形物を取り出し、シーブ装置で材料をふるいにかけ分別します。
この一連の作業を楽にするサブ装置です。
ショットブラスト
ショットブラスト
造形物に付着した粉を飛ばし仕上げます。
造形物を早く綺麗に仕上げるサブ装置です。


このマシン達を順序良く効率的に繰り返し動かしていくことで造形物は生まれてきます。いろいろ装置があって難しそうにみえるかもしれませんが、基本的な操作は簡単で決められたことを正しく守ってやっていればある程度のものはできてきます。
まず第一に高額で難しくてできるものも今ひとつだと機械としてちょっとまずいですよね。そしてなにより4年前まで粉末造形機を知らなかったオペレーターがある程度動かせてるんだから安心してください。また、ブレイクアウト装置での取り出し作業は遺跡の発掘作業にも似ていてとても楽しいものなんですよ。ぜひ一度皆さんにも体験してほしいものです。ただ、少し粉っぽいのは気になりますけどね…。


粉末造形って?

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