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| では、当社の粉末造形の現状はどうでしょうか?どんな流れでどのくらいの品質なのでしょうか? 
 ■質感
 現在当社の造形は以前の0.15積層から0.12積層に変更し造形を行っております。
 積層ピッチが小さくなったことで以前よりも質感は良くなっているように思います。
 
 ■精度
 精度に関してですが寸法の0.3%以内(300mmで0.9mm以内)を目標に記録を取りながら造形を行っておりますが、形状などによるオペレーターにも読みにくい反りや収縮の影響や、そこに収まる率も6割程度となっています。
 P700とP730に若干のバラつきがあることもありますが現在、それも含めてデータ取りをしながらその傾向などを分析しております。
 しかしながら、スピードを必要とする造形をかける前にできることは少なく、手加工や設計了解による対応に頼るところが大きいのが現状です。
 現状を保ちながら少しでも解り易く後加工が減らせれるように今後も努力していきますのでご協力よろしくお願いします。
 
 ■反り
 反りに関してはなかなか読みにくくモノによって出ることがあります。
 現在は恒温槽による熱強制をかけるなどしてできるだけ対応しています。
 
 ■荒れ
 オレンジスキンと呼ばれる肌荒れのような現象ですが、リサイクル材料の比率を上げるとかリサイクル回数を増やすなどのトライをしていますので出てしまうこともあるかと思いますが、気になる造形があれば打ち明けてください。基本的には出ないイメージで造形はしていくつもりでいます。
 
 ■流れ
 1日の流れですが、朝造形機が止まっているように造形し、メンテし、ヒーティング中にデータを作製するという流れをイメージして作業を行っております。ただ、お客様の動き次第でなかなかイメージ通り進まないことが多くなっています。
 
 ■時間
 造形の傾ける方向で大きく変わりますが、造形は10mmで1時間を目安としています。また冷却はその2倍かかると考えてください。つまり100mmの造形であれば造形10時間+冷却20時間で30時間後に取り出せるということになります。
 ただしこれはそれだけ造形する際のことで、その他の造形物があればまた変わってきます。
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